ニコちゃん、警官に追われる

2007815日-福岡

ニューヨークの郊外で白人の子どもとして育ったもので、人種別犯罪傾向(プロファイリング)とはずっと無縁で生きてきた。日本に住むアメリカ人として、初めてそれを味わうことになった。

 

先日、天神で何人かの友人とダーツの夜を楽しんでいた。もう夜も遅くて、自分たちの車に戻ろうとしていたときには午前2時を過ぎていたと思う。突然、パトカーが私たちに向かってきて、道路脇に停まったと思ったら警官が飛び出してきた。警官は私たちの真正面に立って手を挙げ「動くな、そこにじっとしていろ」と言った。

 

幸運なことに、私は通訳といっしょだった。彼がいてくれなかったら、これがどんなふうな結果になったかわからない。私たちはおおよそ15分から20分くらい拘留された。どうやらどこかのバーで日本人男性とガイジンの喧嘩があったらしかった。警官が捜索しているということは、そのアメリカ人男性は逃げたということに違いなかった。

 

幸運なことに、私はそのガイジンの人相書きによく当てはまっていた。長身、白人、横縞の白いシャツを着用。素晴らしい! 私の通訳が私たちがどこから来かを警官に説明し、従ってその事件が発生した施設にはいなかったということを説明した。

 

警官は私の電話番号を尋ねたが、通訳はそれを拒否した。私は日本語をしゃべれないのだから、私の電話番号は彼らの役には立たないということを説明して。その代わりに通訳自身の電話番号を警官に教えた。

 

警官は私の写真も撮りたがったが、通訳はこの要求も拒否した。警官は私の写真を撮って日本人男性に見せ、本人かどうかを確認しようとしたのだが、通訳はそれを許さなかった。そんなことは、単に危険なだけだった。

 

さんざん話し合い、もめたあと、われわれは最終的に解放された。通訳の考えでは、訴えを出した日本人が現場にいて、警察の車でわれわれのすぐそばまで来ていたはずだという。車のなかからこちらの顔を見て、喧嘩相手かどうか確かめたに違いないとのこと。

 

私はあの場を逃れてトラブルに巻き込まれずにすんで嬉しかった。通訳がいてくれなかったらこの体験がどんなふうになっていたか、想像もできない。ネットのMySpaceに置いてある日本での写真コレクションに、「容疑者写真(警察が撮って新聞発表する写真)」を加えることができたかなぁと思わないでもないのであるが。