苦闘は続く

2008年9月15日 大阪

なんという二週間だったのか。いまこれを書いている現在、われわれは千葉ロッテ・マリーンズに三タテを食らって敗走中というありさまだ。現在ホークスは5位、4位に2.5ゲーム差、3位に3.5ゲーム差という位置にいる。上位3チームがプレーオフに進出するため、われわれはポストシーズン目指して戦い、這い上がるしかない。

われわれにとっては、事態はおよそ順風とはいいがたい。投手陣がいいときは点が入らない。点が入るときは投手陣が崩れる。おかげさまでプレーオフの座を争いつつも9月に入って2勝9敗というていたらくである。

チームを取り巻く雰囲気もあまりよくない。選手たちがプレッシャーを感じているのは一目瞭然だ。なんらかの策を講じて重圧を緩和する必要があるのだが、そうはなっていない。こういうとき、自分がもっとましな日本語をしゃべれればと思ってしまう。日本での物事の運び方や、選手たちへの言葉のかけ方について、ちょっとどうかと感じることがある。それが日本流なのであり、わたしとしては受け入れるしかないと頭でわかってはいても、ときどき脳裏をよぎるものがあるのだ。わたしはわたしなりに、一部の選手たち、とりわけ投手たちの役にたつアドバイスなりなんなりを持ち合わせていると思う。だが、それを伝えるのがあまりに難しい。チームメイトたちがこの時期に心身ともにぼろぼろになっていく。それをただ傍観しているのはわたしにとってもつらい。

今シーズンがどういう結末を迎えるのか、わたしにはわからない。だが、いま現在、先行きは明るくない。確実にいえることは、このチャレンジはさらに厳しくなりそうだということである。ホークスはこれからオリックス・バッファローズと三連戦を戦う。相手はこのところ烈火のごとく絶好調ときている。ほんの一月前、かれらのシーズンはお先真っ暗という風情だったのに、いまや2位である。オリックスがパリーグを食い破っていき、ホークスは残り物を食している感じだ。

わたし個人はほとんどなにもしていない。7月後半、二軍から戻されて以来、かなりの点差の負けゲームでしか投げていない。出番ももらえず、ただ座してチームが負けていくの眺めるだけというのはどうにも受け入れがたい。出番さえもらえればお役に立てると思っている。いまのところ、とにかくわたしには声がかからないのだ。

一試合も投げることなく、これで22日か23日になる。実にばからしいほど間隔が空いてしまったわけで、わたしにとっては大変な試練といえる。だがわたしは最善を尽くそうと心がけている。時計は容赦なく進んでいくし、ホークスは流れを変える必要がある。それが出来なければ、今年のオフ・シーズンは早く到来することになるだろう。