ご無沙汰しておりました


2008年5月26日 名古屋

最後にこのサイトを更新してから随分と時間がたった。これはときどき顔を出すわたしの癖というか、忙しいとブログなどはおろそかになってしまう。前回更新のあと、家族が来日した。わがファミリーの新人メンバーであるルークとようやく初対面できたし、二人の子供と妻にも会えて大変幸せな気持ちになれた。外国人選手にとって、家族から離れて暮らすのは困難をともなう。とりわけ今年はつらかった。最後に会ってから3ヶ月もたっていたからだ。全員がようやく落ち着き、福岡の春と夏をともに楽しんでいるとご報告しておこう。

このブログを更新したのち、わたしはかなりの期間を二軍で過ごしていた。二軍落ちしているあいだはあまりものを書く気分になれない。どんな選手もそうだが、わたしも降格のニュースに接してとうていハッピーな気持ちにはなれなかった。今シーズンのホークスの事情はかなり変則的である。アメリカ人投手だけで5人もいるのだ。こんな大所帯のチームは他にはない。しかも日本では外国人投手の一軍登録は3人までと決まっているため、常時二人は二軍落ちというか一軍登録名簿から外れる状態にならざるを得ない。しかも5人の投手全員が一軍でチームに貢献できる能力を持っているため、一年を通じて一軍メンバーが頻繁に入れ替わることになる。

チームが5人もの投手と契約した以上、こうなることは想像がついていたが、だからといってうまく乗り切れるというものでもない。日本プロ野球機構の規則のために、今シーズンはみんながみんな好きなだけ投球を行うことができないのだ。あるいは本来の能力を発揮できないともいえる。

二軍降格のニュースを聞いたとき、もう今シーズンはリタイヤしようかと本当に考えた。一軍と二軍を何度も上がり下がりするシーズンが控えているわけで、それに自分が対処できるか、確信がもてなかった。しかしこんな考えも半日で消えた。わたしは投球が大好きだし、いまだ闘争心も大いに持ち合わせている、というのが結論だった。わたしたちアメリカ人投手にとって一軍名簿変更が100パーセント気に入る状況に至ることは決してないだろうが、わたしはただ自分の置かれた状況でベストを尽くすしかない。わがチームのアメリカ人投手の数を考えると、わたしが二軍で過ごす時間のほうが多くなりそうなことはわかっている。それに関してはわたしに出来ることはあまりないのである。

チームは悪戦苦闘中だが、パニックは起こしていない。西武ライオンズが好スタートを切っており、パシフィック・リーグを大いにリードしている。他のチームはすべて勝率5割前後でどっこいどっこいという有様だ。したがって、いつも良いプレイが出来てないとはいえ、プレーオフに滑り込めるチャンスは大いにある。まだシーズンは先が長い。怪我人続出という疫病神にとりつかれてきたホークスだが、体調さえ万全になれば10月2日には首位近くまで肉迫できると期待している。