| 狙い通り!! 2008年3月6日 福岡 わたしの経験した範囲で言わせてもらうと、日本のクラブハウスにまじで足りないものがある。それはリラックスできる雰囲気なのだ。1シーズン6ヶ月もあれば、それはもう緊張する場合もあるもので、とりわけ日本でプレーしているわたしたち外国人選手はその分視線を集めているという事情もある。クラブハウスはわたしたちの職場だが、またくつろぐ場所でもあるのだ。どうも日本人はそういう視点を持っていないようであり、ゆえにこちらのクラブハウスはMLBほどリラックスしていない。 というわけで外国人選手たちは少しばかし雰囲気を変える役割を果たしている。今シーズン、わたしたちはクラブハウスにダーツボードを持ち込み、通称「ガイジン通り」と呼ばれる外国人選手ロッカー列のすぐ横に取り付けた。すぐに気がついたが、みんながすでに本当に楽しんでいる。ダーツが緊張をほぐしてリラックスする手段となっただけでなく、ここはチームメイトが集まってささやかな楽しみを得る場所となったのだ。 (写真解説 左から右、マハラ、モリフク、オーバ、それにモンナがヤフー!ドームのクラブハウスにてダーツを楽しむの図) みんなで一緒に遊んでまわることで、チームメイトたちと強固な人間関係を築ける場合もある。関係強化はチームのよりよい和につながる。わたしはチームの和が本当に大事だと思っている。互いの堅い友情のみがシーズンを乗り切る際に役に立つのである。チーム全員と大親友というわけにはいかないだろうが、相手を深く知れば知るほど、フィールド上のチームとしての向上につながる。少なくともわたしはそう思っている。 昨シーズン、日本ハムファイターズは惨憺たる開幕スタートだった。当時の監督トレイ・ヒルマン(現カンサスシティー・ロイヤルズ監督)はチームが緊張しすぎてリラックスできず、野球を楽しめていないことに気がついた。そこでヒルマン監督はクラブハウスに卓球台を持ち込むというアイデアを実行した。選手たちの反応は上々だった。チームメイトの間のささやかな競争心というのは決して害にならない。その時期ファイターズは首位から遠く離されていたが、日本最弱クラスの打線にもかからわず最終的にパシフィック・リーグを制覇したのである。かれらはチームとして見事に機能したのであり、いつも楽しんでいるようだった。勝利もまたチームに対して同様の効果をもたらすといえる。 では卓球台やダーツボードが勝利を保証するのか? もちろんそんなことはないが、わたしの見るところ、すでに福岡では肩の力が抜けて人間関係が緊密になったチームが生まれている。長い目でみれば、これは間違いなく今シーズンのチームにとって好影響をもたらすのである。 ニコチャンノ タンジョービ! 日曜にわたしは35歳になる。 オジーチャンデス。 |